自損事故時に使う保険「車両保険」を使う事による”デメリット”として、無事故割引等級のダウンと言う事があります。

車種や保険の種類、保険金の掛け方で変わりますが、本日試算した物が有りますので 紹介致します。

現在の「20等級」の方が、飛び石によるガラスの損傷や悪戯による損傷などを除き、1事故で保険を使用した場合、「3等級」ダウンとなるため、次回の保険契約時には「17等級」という位置で保険料の計算が成されます。

その場合の保険料の増加がこちらの試算となります。

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下の方を覧て頂くと、黄色の○で囲った金額が見えると思います。

保険料計算料率で言うと、
20等級(63%割引)だったものが
17等級(38%割引)まで値引率が下がるため
増額される差額が次の契約時、55000円増
その翌年の契約時(40%)、51000円増
その翌年の契約時(42%)、46000円増

従って、この3年間で、152000円の保険料が割り増しとなりますので
この計算で行けば、152000円以下の修理費で済む損傷ですと、保険の使用はデメリットでしか無いと言う事になります。

これは国内損保ですが、通販損保などの場合
殆どに50000円の”免責”などが設定されていますので
ボーダーラインは更に上がり
200000円以上の損傷で無ければ使えない計算になります。


※なお、この保険料計算料率は、「事故有り料率」と言われるもので、無事故でアップして来た等級の「17等級」よりも、保険を使用してダウンしてしまった「17等級」の保険料率の方が【値引き率】が小さいので、被保険者のデメリットが大きく設定されています。

何故か、販売した保険を出来るだけ使わせないための保険会社の方針だからです。

どうしてそんな方針にするのか?

保険とは、消費者が事故により被った経済的不利益を少なくするために有る物では無いのか?

違います、損保会社が被保険者に保険という金融商品を売り、その収益を使い別の金融商品と言う投資などを行い、リーマンショックなどで多額の損失を招き、赤字になった事、また災害が起き 多額の保険金支出があった事等も若干関係していますが、これらにより株主への報酬が減った事、自社社員の給料が減って仕舞いかねない事などを踏まえて、保険料率改訂を行った結果だと思われます。